2011年 10月 29日
味噌的ビフォーアフター
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激戦のACTS2011最終戦でしたが、前回の夏の時と同じくプレイバックします。
ACTS2011最終戦から遡ること168時間・・・
ACTS前にサニトラが不動に陥り、遺憾ながらもスクーターでの見学となってしまった遺憾見学男YU-KI氏(ブログも絶賛公開中!)と2人でACTSに備えて河川敷にてセッティングと軽い練習をしようということで集まりました。
わたくしのK90、夏のACTSでオーバーヒート後に施したセッティングでは、更なるオーバーヒートと焼き付きを恐れてMJの番手をかなり上げてかぶらせながら走っていたので、本番前にしっかりセッティングをしたかったのです。また、ほとんどの部品を一度外して洗浄しているので、その辺のチェックも兼ねます。真面目なこともします。
まずは8の字から!ということで右手のアクセルワークだけでいとも簡単に浮いてしまうK90のフロントを力でねじ伏せながら河川敷の奥へと向かいます。
数日前までずーっと雨でしたが、なんとか走れそうだ・・・と遠くを見ると
ジムニー乙
おいちょっと近くまでいってみようぜwwと興奮気味にYU-KI君を誘って奥地に足を踏み入れますが
完全にハスラー乙でした。もちろんK90も乙。ここ砂地なんですが、全然乾いてません。画像以上に現場は走れそうな空気だったんですが、無念。
しかも
ボルト無いし。
「ったく全然走ってないのに無駄に汚れちまったじゃねえかよ・・・」と、大好きなスポーツドリンクを飲みながら愚痴を漏らすものの、早々にブーツを脱いでリラックスする気満々の男と、隣には無惨な姿となったK90
彼の車両は前回モトビを走った際にいろいろ死亡しましたが、ホームセンターにて部品を調達して補修。画像は彼のRMエンジン搭載ハスラー、つまり2サイクルモトクロッサーエンジンの排気管ですが、ダンパー一切無しのリジット仕様。
「破断したら翌日にホームセンターに行く。ただそれだけ。」という彼のコンセプトや自信が垣間見れる一枚。隣には破断した以前のダンパー付きステー。過去の過ちを敢えて残すことで自戒としている。また、今回新設したステーが破断してもステーを設ける穴がまだ1つ残っているのでこの先まだまだ戦えます。
さてK90ですが、フォークトップのボルトも同じ径なのでとりあえず差し込んで見るも、どうにも入りません。よくよく見てみるとステムシャフトの雌ねじが死亡。
前日にボルトを締め込んだ際にトルクかけ過ぎてネジ山が死んだのではないかと疑っていますが、ネジ山が先に死ぬことってあるんでしょうか。先にボルトがねじ切れそうな気もします。めんどくさいので説明は端折りますが、フォークオフセットが同じでK90のよりも肉厚だからという理由で採用していたハスラー50のトップブリッジも合っていなかったようです。まあ死亡は死亡です。あとは供養するだけ。
ACTS最終戦7日前の出来事である。
まあ100円拾ったんでプラマイゼロということで。
さて結局時間も金もない人間に救いの手を差し伸べてくれたのは桐高レーシングのイケダ先生でした。
K90死亡後、ヤフオクにてコレダ(50cc)の三つ叉を入手。シャフト径、長さも一緒。これで一安心・・・のはずが、コレダとK90のフォーク径が違うという、本当にありえない事態が発生。(それぞれ何mmだったかは忘れました。気になる方はK90、コレダの三つ叉買ってそれぞれ測ってください。)あのスズキに於いて、コレダとK90というただの排気量違いといっても過言ではない2機種のフォーク径に互換を持たせないなど、狂気の沙汰以外の何者でもありません。或いは設計ミスなのかもしれません。純正部品も新品で出るとおもいますが、1万くらいしそうなので断念。部品取り車両が1万円で買える相場を考えるととても買う気にはなれません。
2~3日後、遺憾男からもサニトラ死亡の連絡が入り、遂にみそしるず終了の足音が近づいてきましたが、なんとイケダ先生がK90とコレダの三つ叉のシャフトを打ち替えてくれるとのこと!持つべき物はイケダ先生だというのは昔から相場が決まっています。
ほとんど時間が無い中、本当に助かりました。シャフトの強度もバッチリで、シャフトが死ぬ前に多分フレームかスイングアームが死にます。乗り手も死ぬかもしれません。そしたら棺桶に三つ叉入れといてください。ありがとうございました。
誤って締めすぎてしまい死亡したベアリングレースも打ち替えます。この場合死亡したというよりも殺害されたというほうが適切かもしれません。
有り余るパワーによりほとんどフロントを接地させないで走ってるようなものなので、本当はフロントは大して重要ではないのですが、ついでです。部品も安いし。
財力には定評のある我がみそしるずですから、ベアリングレース打ち込み用のSSTも惜しげ無く投入します。
ジョイフル本田にて手配。近所にジョイフルというファミレスもあるのですが、最近ではジョイフルというと本田のことを言うようになってきました。
ベアリングレース 51611-20002
K90乗りの方はメモをお忘れなく。
ちなみにSSTはワッシャーが歪んでしまい最後の打ち込みには使えず。いくらやってもダメでしたが金槌使ったら簡単に打ち込めました。果たしてSSTが必要だったのかという疑惑があたりを包んだ瞬間です。毎日札束の風呂に入っている我らみそしるずとは言え、税込み389円といえばプロ野球の球団が一つ買える大金ですからね。
イケダ先生からも三つ叉が届き、自立できるようになったのはACTS最終戦の前日。
各部の洗浄と給油も済ませますが、肝心のエンジンが掛かりません。またもや「見学・観戦」の文字が脳裏をよぎります。なかよしモトクロス観戦チーム「みそしるず」になるわけにはいきません。
3時間くらいかけてやっと原因発見。殺スイッチのアース不良でした。
滅多にしない半田付け(というか半田流しみたいなもん)で補修。これでもかってくらい盛ってやった。危うく自害スイッチになるところでしたが、これでオーケー牧場。
そして翌日を迎え、オーケー牧場での決闘が始まったのでした。
結果はご存じの通り、「ギアが高かった」と解釈すべきでしょう。物事を大局的に見れば今回の結果だけで勝ち負けを判断するのは些か早計であると言わざるを得ません。単にこれから続く魚肉味噌戦争の封切りで魚肉スピードが先にチェッカーを受けただけのことです。ルウム戦役で勝てても、結局アバオアクーは陥落するのです。
激戦から帰還後は早めに車体のチェックと掃除を始めます。
真鍮のアイドルスクリューに付いていたゴム栓はACTS会場で洗車中、親切な方に貸していただいた高圧洗浄機で吹っ飛ばしたと思われます。監督曰くここから水が進入するとのことで、早急に手配の必要があります。水なら可愛いですが、砂糖水の場合は笑い事じゃ済みませんから、決して魚肉スピードの面々にこの事実を知られるわけにはいきません。高圧洗浄機侮りがたし。しかしゴム栓の心配さえなければめちゃくちゃ楽ですね、あれ。
チャンバーのヒートガードの取り付け用に溶接されていたナットも死亡です。さすがに耐えきれなかったようです。
ここにタンクが乗ってるわけですが、なぜかオイリッシュ。混合油なのできっとタンクのトンネルらへんから漏れているんでしょうが果たしてどこから・・・
尚、上記の漏れとは別の話ですが、タンクコックにはAFCS(Automatic Fuel Check System)が搭載されています。ガソリンの臭いがしなくなったら、または床の染みが増えなくなったらガス欠がわかるという優れものです。欠点はAFCSのシステム自体がガソリンを消費するということ。そういえばGXも最近になってAFCS搭載になってきた。
今回最もよく働いたペットボトルフェンダー。これがなかったら間違いなく
オーバーヒート → 遂にエンジン死亡 → 監督~~ちょっとだけでいいんでハスラー乗らしてください~~ → ハスラーもオーバーヒートさせる → MUNEさ~んちょっとだけでいいんでカブ乗せてください~ → カブもオーバーヒート
という顛末が実に簡単に予測できますから、その功績は相当な物です。考えようによっては先のACTS最終戦でのJ90ヒート2では魚肉カブ号のホーミングミサイルから街を守り、更にK90がオーバーヒートを免れたことで監督のハスラーと魚肉カブ号も守ったわけですから、僕とK90の功績たるや栄誉賞物といっても・・・いや、多くは語りません。尚、わたくし誕生日が1月末です。宜しくお願いします。
さてエンジンを開けます。
シリンダーには漏れなく砂。毎回入ってるからもしやと思いパーツリストを確認しますがエンジンの項目に砂の文字はありませんでした。
とりあえず排気ポート磨いたらイルミネーションみたいになったので満足。排気ポートにLEDつけるべきかどうか頭を悩ませます。
それと、共振防止用ラバーの数が減ってきております。モトビにて拾った方はご連絡ください。
K50、K90乗りには垂涎物、Kのステッカーを差し上げます。
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ACTS2011最終戦から遡ること168時間・・・
ACTS前にサニトラが不動に陥り、遺憾ながらもスクーターでの見学となってしまった遺憾見学男YU-KI氏(ブログも絶賛公開中!)と2人でACTSに備えて河川敷にてセッティングと軽い練習をしようということで集まりました。
わたくしのK90、夏のACTSでオーバーヒート後に施したセッティングでは、更なるオーバーヒートと焼き付きを恐れてMJの番手をかなり上げてかぶらせながら走っていたので、本番前にしっかりセッティングをしたかったのです。また、ほとんどの部品を一度外して洗浄しているので、その辺のチェックも兼ねます。真面目なこともします。
まずは8の字から!ということで右手のアクセルワークだけでいとも簡単に浮いてしまうK90のフロントを力でねじ伏せながら河川敷の奥へと向かいます。
数日前までずーっと雨でしたが、なんとか走れそうだ・・・と遠くを見ると
ジムニー乙
おいちょっと近くまでいってみようぜwwと興奮気味にYU-KI君を誘って奥地に足を踏み入れますが
完全にハスラー乙でした。もちろんK90も乙。ここ砂地なんですが、全然乾いてません。画像以上に現場は走れそうな空気だったんですが、無念。
しかも
ボルト無いし。
「ったく全然走ってないのに無駄に汚れちまったじゃねえかよ・・・」と、大好きなスポーツドリンクを飲みながら愚痴を漏らすものの、早々にブーツを脱いでリラックスする気満々の男と、隣には無惨な姿となったK90
彼の車両は前回モトビを走った際にいろいろ死亡しましたが、ホームセンターにて部品を調達して補修。画像は彼のRMエンジン搭載ハスラー、つまり2サイクルモトクロッサーエンジンの排気管ですが、ダンパー一切無しのリジット仕様。
「破断したら翌日にホームセンターに行く。ただそれだけ。」という彼のコンセプトや自信が垣間見れる一枚。隣には破断した以前のダンパー付きステー。過去の過ちを敢えて残すことで自戒としている。また、今回新設したステーが破断してもステーを設ける穴がまだ1つ残っているのでこの先まだまだ戦えます。
さてK90ですが、フォークトップのボルトも同じ径なのでとりあえず差し込んで見るも、どうにも入りません。よくよく見てみるとステムシャフトの雌ねじが死亡。
前日にボルトを締め込んだ際にトルクかけ過ぎてネジ山が死んだのではないかと疑っていますが、ネジ山が先に死ぬことってあるんでしょうか。先にボルトがねじ切れそうな気もします。めんどくさいので説明は端折りますが、フォークオフセットが同じでK90のよりも肉厚だからという理由で採用していたハスラー50のトップブリッジも合っていなかったようです。まあ死亡は死亡です。あとは供養するだけ。
ACTS最終戦7日前の出来事である。
まあ100円拾ったんでプラマイゼロということで。
さて結局時間も金もない人間に救いの手を差し伸べてくれたのは桐高レーシングのイケダ先生でした。
K90死亡後、ヤフオクにてコレダ(50cc)の三つ叉を入手。シャフト径、長さも一緒。これで一安心・・・のはずが、コレダとK90のフォーク径が違うという、本当にありえない事態が発生。(それぞれ何mmだったかは忘れました。気になる方はK90、コレダの三つ叉買ってそれぞれ測ってください。)あのスズキに於いて、コレダとK90というただの排気量違いといっても過言ではない2機種のフォーク径に互換を持たせないなど、狂気の沙汰以外の何者でもありません。或いは設計ミスなのかもしれません。純正部品も新品で出るとおもいますが、1万くらいしそうなので断念。部品取り車両が1万円で買える相場を考えるととても買う気にはなれません。
2~3日後、遺憾男からもサニトラ死亡の連絡が入り、遂にみそしるず終了の足音が近づいてきましたが、なんとイケダ先生がK90とコレダの三つ叉のシャフトを打ち替えてくれるとのこと!持つべき物はイケダ先生だというのは昔から相場が決まっています。
ほとんど時間が無い中、本当に助かりました。シャフトの強度もバッチリで、シャフトが死ぬ前に多分フレームかスイングアームが死にます。乗り手も死ぬかもしれません。そしたら棺桶に三つ叉入れといてください。ありがとうございました。
誤って締めすぎてしまい死亡したベアリングレースも打ち替えます。この場合死亡したというよりも殺害されたというほうが適切かもしれません。
有り余るパワーによりほとんどフロントを接地させないで走ってるようなものなので、本当はフロントは大して重要ではないのですが、ついでです。部品も安いし。
財力には定評のある我がみそしるずですから、ベアリングレース打ち込み用のSSTも惜しげ無く投入します。
ジョイフル本田にて手配。近所にジョイフルというファミレスもあるのですが、最近ではジョイフルというと本田のことを言うようになってきました。
ベアリングレース 51611-20002
K90乗りの方はメモをお忘れなく。
ちなみにSSTはワッシャーが歪んでしまい最後の打ち込みには使えず。いくらやってもダメでしたが金槌使ったら簡単に打ち込めました。果たしてSSTが必要だったのかという疑惑があたりを包んだ瞬間です。毎日札束の風呂に入っている我らみそしるずとは言え、税込み389円といえばプロ野球の球団が一つ買える大金ですからね。
イケダ先生からも三つ叉が届き、自立できるようになったのはACTS最終戦の前日。
各部の洗浄と給油も済ませますが、肝心のエンジンが掛かりません。またもや「見学・観戦」の文字が脳裏をよぎります。なかよしモトクロス観戦チーム「みそしるず」になるわけにはいきません。
3時間くらいかけてやっと原因発見。殺スイッチのアース不良でした。
滅多にしない半田付け(というか半田流しみたいなもん)で補修。これでもかってくらい盛ってやった。危うく自害スイッチになるところでしたが、これでオーケー牧場。
そして翌日を迎え、オーケー牧場での決闘が始まったのでした。
結果はご存じの通り、「ギアが高かった」と解釈すべきでしょう。物事を大局的に見れば今回の結果だけで勝ち負けを判断するのは些か早計であると言わざるを得ません。単にこれから続く魚肉味噌戦争の封切りで魚肉スピードが先にチェッカーを受けただけのことです。ルウム戦役で勝てても、結局アバオアクーは陥落するのです。
激戦から帰還後は早めに車体のチェックと掃除を始めます。
真鍮のアイドルスクリューに付いていたゴム栓はACTS会場で洗車中、親切な方に貸していただいた高圧洗浄機で吹っ飛ばしたと思われます。監督曰くここから水が進入するとのことで、早急に手配の必要があります。水なら可愛いですが、砂糖水の場合は笑い事じゃ済みませんから、決して魚肉スピードの面々にこの事実を知られるわけにはいきません。高圧洗浄機侮りがたし。しかしゴム栓の心配さえなければめちゃくちゃ楽ですね、あれ。
チャンバーのヒートガードの取り付け用に溶接されていたナットも死亡です。さすがに耐えきれなかったようです。
ここにタンクが乗ってるわけですが、なぜかオイリッシュ。混合油なのできっとタンクのトンネルらへんから漏れているんでしょうが果たしてどこから・・・
尚、上記の漏れとは別の話ですが、タンクコックにはAFCS(Automatic Fuel Check System)が搭載されています。ガソリンの臭いがしなくなったら、または床の染みが増えなくなったらガス欠がわかるという優れものです。欠点はAFCSのシステム自体がガソリンを消費するということ。そういえばGXも最近になってAFCS搭載になってきた。
今回最もよく働いたペットボトルフェンダー。これがなかったら間違いなく
オーバーヒート → 遂にエンジン死亡 → 監督~~ちょっとだけでいいんでハスラー乗らしてください~~ → ハスラーもオーバーヒートさせる → MUNEさ~んちょっとだけでいいんでカブ乗せてください~ → カブもオーバーヒート
という顛末が実に簡単に予測できますから、その功績は相当な物です。考えようによっては先のACTS最終戦でのJ90ヒート2では魚肉カブ号のホーミングミサイルから街を守り、更にK90がオーバーヒートを免れたことで監督のハスラーと魚肉カブ号も守ったわけですから、僕とK90の功績たるや栄誉賞物といっても・・・いや、多くは語りません。尚、わたくし誕生日が1月末です。宜しくお願いします。
さてエンジンを開けます。
シリンダーには漏れなく砂。毎回入ってるからもしやと思いパーツリストを確認しますがエンジンの項目に砂の文字はありませんでした。
とりあえず排気ポート磨いたらイルミネーションみたいになったので満足。排気ポートにLEDつけるべきかどうか頭を悩ませます。
それと、共振防止用ラバーの数が減ってきております。モトビにて拾った方はご連絡ください。
K50、K90乗りには垂涎物、Kのステッカーを差し上げます。
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by misosiller
| 2011-10-29 11:00
| K90MX